痔の薬の選び方!

痔の薬には、外用剤と内服剤の2タイプがあります。

外用剤と内服剤について

外用剤と内服剤の一例

外用剤
内服剤
  • 軟膏、注入軟膏、坐薬など
  • 痛み、出血、はれ等の緩和
  • 緩和までで治す効果はなし
  • 飲んで患部に働きかける
  • 症状の緩和とうっ血改善
  • 根元に働きかけ治す効果

薬の効果と効能の違いとは?

痔の薬のパッケージや説明書には、「効能・効果」とか「効能」と書かれています。

痔の薬の「効能」と「効果」には次のような違いがあります。

  • 効能とは:症状を緩和する働き → 治すことは期待できない
  • 効果とは:症状を治すという結果 → 治すことが期待できる

効能のみの例

▼ボラギノールA注入軟膏(効能のみ)

効能・効果の両方あり例

▼ピーチラック(乙字湯)の説明書(効能・効果)

効果的な薬治療方法

痔を治す効果があるのは内服剤です。
ただし、今の痛みや出血の緩和には外用薬が早く効く特長があるので、内服薬と外用薬の併用が効果的です。

内服剤との併用は、痔の部位や症状に合わせた外用薬を選びましょう。

※記号は部位や症状に対しての適正の目安です
※記号は効果を示すものではありません

根本から治すのは漢方の乙字湯

乙字湯(おつじとう)は6種の生薬からなる漢方薬で、江戸時代から伝わる良薬です。

もちろん現在の乙字湯は、研究開発によってより優れた漢方薬となっています。

漢方が痔の諸症状に効果を発揮して、さらに体質改善で再発防止にも役立ちます。

乙字湯は、病院で痔の手術をされた方にも処方される薬なんです。
「第2類医薬品」ですから安全性と信頼性は間違いなしです。