ポイント1

いぼ痔の薬の種類と特徴を理解する!

いぼ痔の薬には、今の症状(痛み・出血・腫れ・かゆみ)を抑えることを目的とした薬と、症状を抑えながらいぼ痔を治すまでを目的にした薬の2つのタイプがあります。

一般的には、前者が軟膏を代表とする外用剤で、後者が飲んで体の内側から治す内服剤です。

それぞれに強みと弱みがあるので、薬の特徴を理解しましょう。

※代表的な一般例で記載しています。すべての薬があてはまるわけではありません。

2つのタイプを見分ける方法を理解しておきましょう。
最適な薬を選ぶ際の重要なポイントになります。

2つのタイプの見分け方

商品パッケージや説明書を見ると「効能」とだけ書いてあるものと、「効能・効果」と書いてあるものがあります。

ポイント

効能とは:症状の緩和に働きかけること

効果とは:緩和の働きかけによって治す結果のこと

つまり

いぼ痔を治す結果を求めるには、「効能・効果」の両方が書かれた薬を選ぶことが必須になります。

効能だけの例

ある有名な軟膏の説明書きです。

効 能 の項目に「緩和」と書かれ、効果の記載はありません。

効能・効果の例

ピーチラック乙字湯(漢方薬)の説明書きです。

痔核(いぼ痔)、きれ痔、便秘、軽度の脱肛に効果があることが分かります。

ポイント2

いぼ痔を治す薬と言えば乙字湯!

いぼ痔を治す薬は、漢方薬の乙字湯(おつじとう)が最も効果的とされています。

乙字湯ってどんな薬?

痔は肛門付近の血の巡りが滞ることで起こると考えられています。

漢方薬である乙字湯は、漢方が得意とする患部のうっ血や炎症を取り、いぼ痔やきれ痔を改善します。

また便をやわらかくする働きがあり、痔の原因となる便秘も改善するため、飲み始めるとトイレの辛さも快方に向かいます。

副作用が少ないとされる漢方薬のため、安心して始められるのも嬉しい特長!

6種類の生薬が、体の内からいぼ痔にアプローチしてイボの消滅を促進します。

乙字湯の効果のイメージ

ポイント3

出来る限り早く薬治療をはじめる!

ここまで、いぼ痔の進行度と効果のある薬について解説してきました。

最初にお伝えしましたが、いぼ痔は放っておいても治らず進行してしまいます。

重度の状態になっては、薬で治すことはできません。

薬の使用は、早いほど早く治せる可能性がグンと高くなります。

このあと、いぼ痔を改善するためのおすすめの薬を紹介しますので、ぜひ参考にしていただき、早めの薬治療を始めていただくことをおすすめします。

こんなことになる前に、今すぐ薬治療を始めましょう!