ボラギノールでいぼ痔は治る?
自宅での治し方を徹底解説!

痔の薬というと「ボラギノール」を最初に思い浮かべる方も多いと思います。

痔の外用剤では大変に有名な薬で、実際にたくさんの方が利用されています。

でも、「ボラギノールで本当にイボ痔を治すことができるの?」と疑問に思っている方もおられます。

はじめに結論を申し上げておくと、ボラギノール(軟膏、坐薬)はイボ痔の症状を和らげることはできますが、イボ痔を根本的に治すことは期待できません。

※薬の説明書にも「痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和」と記されています。

「えっ、どういうこと?」と疑問に思われたかもしれませんね。

そこで、このページでは【イボ痔を根本から治す薬】について解説していきます。

イボ痔の薬治療についてよくある質問

イボ痔を治したい方の疑問にお答えします。

イボ痔は病院に行かないで治すことができるの?

早い段階で気づいたイボ痔は、病院に行かないで治すことが可能です。

イボ痔を自宅で治す方法は?

イボ痔は、専用の薬が有効です。
薬治療の効果的な方法は、次のポイントをおさえることです。

ポイント 外用剤と内服剤を併用すること!


外用剤とは、軟膏(塗り薬)や坐薬です。外用剤は、イボ痔の諸症状(痛みやかゆみ、出血など)を和らげる作用があります。

患部に直接働きかけるため、症状を比較的短期間で改善できる特徴があります。
ただし、外用剤は諸症状の緩和が目的で、イボ痔を根本的に治すことはできません。

そこで必要となるのが内服剤です。

イボ痔を治すには、乙字湯(おつじとう)という内服剤が有効です。

乙字湯は、痔の原因となる便の硬さや肛門周辺の血行促進などの体質改善効果があるとされ、痔を根本的に治す目的の漢方薬です。

乙字湯のみでもイボ痔を治すことは可能ですが、乙字湯には症状を和らげる即効性がありません。

そのため、イボ痔をより早く根本から治すためには、外用剤と乙字湯の併用をおすすめします。

薬治療を始めたら、どれくらいで治るの?

イボ痔の進行具合によって治るまでの期間は違います。
早く対応するほど、治るまでの期間も短くなります。

目安として、イボ痔に気づいた段階で、薬治療をはじめた場合を例にしてみます。

治療方法例 外用剤(ボラギノールA注入軟膏)と内服剤(乙字湯)の併用

期間例 ボラギノール軟膏によって、2~4日間で、痛みやかゆみは軽快方向に。
乙字湯の飲用によって、1~5日間で快便に向かい1ヶ月前後でイボは吸収。

※あくまで目安の例であることをご理解ください。

薬治療しないとどうなるの?

イボ痔は自然治癒しないため、放っておくと悪化します。

悪化すれば、薬で治すことは難しくなるので、病院を頼るしかなくなります。

仮に手術をする場合は、入院と退院後の通院など、完治までの期間と費用はそれなりにかかります。

※ざっくりですが、保険適用(3割負担)で手術と入院費で10万円前後、通院期間は数週間から数か月とされています。(手術方法や程度によって変わります)

また、手術をしても体質改善ができるわけではないため、再発防止にはなりません。

このようなことからも、乙字湯によるイボ痔の根本的治癒と体質改善をおすすめします。

ここからイボ痔の薬について詳しく解説しますので、悩み解決の参考にお役立てください。