このページは、薬によるイボ痔の治し方について詳しく解説しています。

「イボ痔になってしまったけど、できれば病院に行かないで治したい」という方に、お役に立てる内容になっています。

薬治療の有効性

はじめにお伝えしておくと、イボ痔は薬で治すことが十分に可能です。

ただしそれは、次の3つを満たしていることが条件になります。

  • イボ痔を放置して重症化させていないこと
  • 自分の症状の状態を把握していること
  • 症状にあわせた適切な薬を使用すること

それぞれについて解説します。

条件1 イボ痔を放置して重症化させていないこと

イボ痔について覚えておくべきことは、イボ痔は自然治癒しないということ!

自然に治らないイボ痔は、放っておくと高い確率で重症化する恐れがあります。

重症化したイボ痔は、薬で治すことができません。

イボ痔を手術した人によくある共通点が、「そのうち治るだろう」と放置して重症化させてしまったことです。

手術はお金もかかりますし、術後は経過診察のために何度も通院しなくてはなりません。

通院のたびに患部を見せるのは辛いですよね。

それでは続いて、2つ目の条件について解説します。

薬治療が有効かどうかの判断基準になる重要な項目です。

条件2 自分の症状の状態を把握していること

イボ痔は医学用語では「痔核(じかく)」と呼び、肛門より内側にできたものを「内痔核」、外側にできたものを「外痔核」といいます。

さらに内痔核は、進行レベルによって4段階に分けられます。

外痔核か内痔核なのか、内痔核ならばどの進行レベルなのかを把握しましょう。

症状にあわせた適切な薬を選択すること

これは、適切な薬選びに重要になりますから、ぜひチェックしてみてください。

イボ痔の症状チェック!

内痔核
  • イボ痔が肛門の中にある
  • 軽度に出血することがある
  • 痛みを感じることは少ない

軽度の状態です。薬治療をはじめましょう。

肛門の中
内痔核
  • イボ痔が肛門の外に出るが、自然に戻る
  • 軽度に出血することがある
  • 痛みを感じることがある

やや進行の状態です。薬治療で改善が可能です。

自然に戻る
内痔核
  • イボ痔が肛門の外に出て自然に戻らないが、指で押すと戻る
  • 出血量が多いことがある
  • 痛みを感じることが多い

かなり進行しています。早期の薬治療を強くおすすめします。

指で戻る
内痔核
  • イボ痔が肛門の外に出た状態で戻らない
  • 便器が赤くなるほど出血量が多いことがある
  • 強い痛みを感じることが多い

最も重い症状です。早急に医療機関で受診しましょう。

戻らない
外痔核
  • イボ痔が肛門の外側にできている
  • 出血することがある
  • 痛みがある

→ 外痔核は早期発見しやすいので、速やかな薬治療が有効です。

肛門の外

あなたの症状から、どれに当てはまるか把握できたと思います。

それでは、3つめの条件について解説します。

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最適な薬を使って完治させましょう!

イボ痔に限らず、どのような病気でも、薬を選ぶときには症状に合わせた適切な薬選びが重要です。

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